「NPO法人生態教育センター」では、2010年度から他のNPOや環境省・企業
などと恊働して、皆様のお宅のお庭にはどのような生きものがいるのかを調べる「お庭の生きもの調査」を実施しております。2013年度に実施した「第4回調査」は、以下のような結果となりました。
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● 第4回お庭の生きもの調査 概要 |
▽ 主催: | 特定非営利活動法人 生態教育センター |
▽ 後援: | 環境省 生物多様性センター |
▽ 協力: | 積水ハウス株式会社 東京都市大学 環境学部生物多様性研究室 同 メディア情報学部情報システム学科 |
▽ 調査目的: | 個人宅の庭を訪れる生きものを定点で観察し、そのデータを収集することで、生物多様性の現状把握と保全・回復のための施策立案の基礎データとして活用すること。 |
▽ 調査期間: | 平成25年5月1日〜8月31日 |
▽ 調査参加者: | 125庭 (調査参加者数:1006名) |
▽ 調査報告件数: | のべ 2,998件 |
▽ 参加者居住地: | 北海道石狩市から、沖縄県豊見城市までの全47都道府県 |
▽ 参加者年齢層: | 未就学児童を含む家族から、80歳代の方まで |
2013年度調査で確認された生きものは、345種(昆虫類:283種、鳥類:17種、両生類:5種、は虫類:8種、ほ乳類:3種、その他:29種)になり、2010年度からの総数では、761種にのぼります。東京都市大学のご協力によるデータ解析では、農地が隣接していると全体の種数が増え、庭の緑が多く、近くに雑木林があると鳥類の種数が増加する……など、周辺の生息地から拡散しようとする生きものにとって、点在して隙間を埋める生息地として、市街地の生物多様性における「お庭」の大切さが、少しずつですが浮き彫りになってきました。
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